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2007年5月31日

カメラ遍歴銀塩編

デジイチ購入を記念してじぶんのカメラ歴を振り返ってみようかと思い立ちました。カメラにはシロウトのつもりでいるのですが、無駄に長く生きているおかげで、意外といろいろなものをさわっているようです。

たしか小学生のころ、最初に自分用カメラとして父から与えられたのは、ブローニー判のフィルムを使う大時代なヤツでした。といっても一眼レフや二眼レフじゃあもちろんございません。今で言えばトイカメラに類するようなものではないでしょうか。メーカーも覚えていません。固定焦点だったか、ピント合わせをしていたか、すら記憶がおぼろげです。ただ覚えているのは背面の赤いセロファンを貼った窓からのぞくフィルムの数字。

その後、祖父が戦時中に上海で買ったという、中判のスプリングカメラを譲り受けました。これはさらに大時代なもの(戦時中のものだから当然)で、前面のふたをあけると蛇腹が飛び出るのです。これもメーカーは忘れましたが「レンズはツァイスである」というのが祖父の自慢でした。ヒトと違う変わったことがするのが大好きだった(笑)とらじろう少年は、中学の遠足などにこの大時代なカメラをぶら下げて嬉々として歩いていた記憶があります。

スプリングカメラ
ちなみにスプリングカメラてのはこういうやつですね。これはワタシのカメラではなく、photolibraryさんからフリー素材としていただいて来たものです。残念ながら我が家のカメラは、蛇腹の具合も悪くなりレンズにもカビが生えて、使わなくなってしまいました。実家のどこかに潜んでいるとうれしいのですが。

ということでここまでは中判のブローニーフィルムでデビューしたとらじろうなのです。なんかすごいね。

高校に入る頃に買ってもらったような気がするのですが、次に使っていたのはかの名器、リコーのオートハーフでありました。固定焦点の気軽さ。小ささ。そしてなんといってもハーフサイズの経済性が貧乏性のワタシにマッチしました(笑)。ひところなにかというと持ち歩いていた記憶がありますし、ひょっとしたらちっこい機械が好きなワタシの原点はここにあるのかもしれません

その後いつのころからかキヤノンのオートボーイを使い始めました。どうもはじめは父親が買ったのを借りて使っているうち、自分専用のようになってしまったような記憶がうっすらと。考えてみればこれがAFとの最初の出会いでしょうか。これはかなり長いこと使っていましたねえ。

大学時代にいちど京都の祇園祭にもって行きましてね。役行者山という山鉾があるのですが、そこの前で聖護院の山伏が護摩を炊くというですねえ、酷暑の京都で日中屋外で火を燃やすという超過酷な状況ですよ。これを撮っていたらたぶん電子系が壊れました。

で、仕方がないのでまた買ったのがやはりオートボーイだったという。

これは1994年に新潟に来た時ももって来ました。今でも探せばどこかにあるでしょう。ワタシが買った最後の銀塩カメラです。あ。ひょっとしたら自分で買ったのは最初で最後かも…

その後はレンズつきフィルムが全盛期となり、まあちょっとしたスナップしか撮らないワタシは一時ほとんどこればっかり。まともなカメラとは無縁になって行きました。

こうした一連の自分でスナップなんかを撮るカメラと並んで、特殊なカメラがあります。それがヒラカワのHK-35。マイクロフィルムを撮るカメラです。もちろん自分で買っていたのではありません。学生時代の研究室の備品です。

これポータブルなんですが、ちょっとした旅行カバン並みのケースに入っていまして、じつに重い。まあ撮影台もセットになっているので当然なのです。研究室の下っ端は、調査旅行の時にはこれを担いで行くのが習わしでありました。

このカメラ、原理は一眼レフなのです。マイクロフィルムはISO感度が低い高精細なものなので、だいたい60Wのランプ4コで照らしてf8くらいにするとシャッタースピードが1/4くらい。厚手の冊子などを撮影する時は被写界深度が深い方が良いので、もちっと絞り込むとシャッタースピードは 1/2くらいで適正露出だったような。つまりとてもスローシャッターなので、ミラーが上り下がりする音が「パッコン」という非常に味のあるものとなります。

ということで考えてみるとこれで銀塩の一眼レフにはさわっているわけで、絞りとシャッタースピードの関係、絞りと被写界深度の関係、マニュアルフォーカスの勘所などは、こいつで修行しているといっても良いのであります。が、あまりに特殊ですね。

思わず長くなりました。次回はデジカメ編であります。

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