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2005年5月 7日

格安ラジオ大爆発

名古屋で買ったループアンテナのレポートもリクエストされているのですが、まずその前に、やはりこのGW前後にアホのように買い漁ってしまった格安ラジオのご紹介です。まずはすこしまともなところから。

格安短波ラジオ3種

左上はすでにご紹介したOHMのRAD-S311N。右上は秋葉原で購入したANDOのER3-521S。下は地元の家電量販店で購入したOHMのYM-12です。いずれも短波帯を広くカバーする格安短波ラジオであります。

ER3-521Sはデジタル周波数表示がキモで、そのため幾分高価です。パッケージには9800円などというとんでもない定価が書いてありますが、そんな値段で売っているところはまずないでしょう。ワタシはラジオデパート向かいのグッドマンで3480円で買いましたが、ネットで検索してみるとだいたいどのショップもそんな値段で売っています。

ER3-521S

AM(中波)とFMの他、短波を7バンド(49mから19mバンドまで)カバーしています。周波数表示はデジタルですが、PLL方式などではなく、たぶん単純なLC発振プラス周波数カウンタなのではないかと思われます。そのせいかどうかチューニングが非常にしづらく、短波では特にちょっとダイヤルに触れただけで数十kHz動いてしまいます。おそらくこれが最大の難点で、その点ではアナログ表示のRAD-S311NやYM-12のほうがずっとマシです。

ちなみにデジタル表示はAMはkHz、FMと短波はMHz表示なのですが、短波では小数点以下2位までしか表示されません。つまり9655kHzの局も9.65MHzか9.66MHzの表示位置で聞こえるわけで、その点アバウトであることを余儀なくされています。まあそんなに選択度もよくないのでこれで良いと言えば良いのですが。

感度もRAD-S311Nなどに比べると低いようです。音色もあまり良くない。スピーカーが他のモノに比べても格段に小さいようです。スピーカー横には写真でわかるようにピークモニターなるLED表示のメーターが付いていますが、単純に音声出力のレベルを見るモノでボリュームを絞ると光らないという、まるで意味のない代物です。RAD-S311Nの同調ランプ(信号レベルに応じて光る)ならばラジオを聞く上でいくぶんかの意味はあるのですがねぇ。なお2列あってFMでは左右のチャンネル毎に光るのかと思うかも知れませんが、大丈夫そんな凝ったことはしていませんよ。たぶん中のLEDは1列です。

と、まあ正直いってあまりオススメできる要素は無いのですが、これらの点はすでにいくつかのサイトで見たりして予想していたことであります。でも現物を見ると欲しくなるんですよねえ。何故でしょうねえ。バカですねえ。

さて続くYM-12はRAD-S311Nと同じOHM社のモノ。じつは以前RAD-S311Nを買ったとき、同じホームセンターにこのYM-12もあったのですが、そこでは3000円くらいしました。ところが先日ヤマダ電機で2080円で売っているのを見て、思わず買ってしまったというわけです。

YM-12

短波は8バンドで、9バンドカバーしているRAD-S311Nと比べると60mバンドが欠けています。その代わりにTV音声が12chまで聞けるようになっていまして、この辺が選択のポイントとなるでしょう。感度はRAD-5311Nとほぼ同等でしょうか。ただ選択度がやや悪いようで、例えば810kHzのAFNを聞いていると、かすかに837kHzのNHK新潟第一がかぶります。まあいつも書いているように当方のロケーションのせいでNHKは強すぎるのですが、でもRAD-S311Nではこんな混信はしないんですよね。なおゴーストや混変調(?)もやはり気になります。

さてここまでは普通の格安ラジオですが、じつは最近リサイクルショップでさらにあやしいラジオを買いました。まずはこれ。

世界牌

タバコとの比較でわかるようになかなか大きいですが、とてもチープな筐体。上海無線電三十五廠の「世界牌便携式収音机」というヤツで、380円でした

世界牌内部

大きいだけに単一を3本使います。電池入れようとして裏ぶたを開けるとこの通り。バーアンテナも立派ですね。IFTが並んでいてスーパーだということがわかります。ちなみに上の方に黒いベルトが付いているのがわかりますか。これが「便携式」の正体のようですね。

説明書

これには説明書が付いていまして、取扱説明書というより技術資料です。回路図やコイル類の巻き数、使用ICの仕様などが書いてあります。昔の真空管ラジオには修理用に回路図が貼ってあったモノですが、これもまさに修理用の資料という感じ。なかなかこれがGoodに思えました。使っているのはULN-3839A-2というAMスーパーラジオ用のワンチップICのようです。

で、これがですね、ひどく良いのです。スピーカーと筐体が大きいせいで音が良い。長く聞いていて疲れません。まぁ他のがお粗末な音しかしないということもあるのですがねぇ。それに大きめのダイアルは選局しやすく、感度も普通に聞くなら十分で、夜間では国内遠距離局や海外局も問題なく聞けます。おかげでここ数日はこいつをずっと鳴らしていて、昼間は秋田放送、夜はロシアの声やAFNなどを聞いているのであります。ええ、決してあやしいモノではありませんでした。

最後は本当にあやしいモノ。まずは写真をご覧ください。

SPORTS RADIO

ええと、SPORTS RADIOと銘打っていますが、耳掛け式のラジオです。しかももうひとつイヤホンがびろーんと伸びてきまして、こいつはパッケージ裏の説明ですと「イヤーホルダーから延長している付属イヤホンを使用すればカップルで同じ番組を楽しめます」とのこと。カップル…。まさにパッケージのイラストの状態ですね。パッケージのコピーもすごいのですが、読めますかね。いちおうこんなことが書いてありますよ。

ふたりで聞く、ふたりで燃える。
ウェーブをキャッチすれば、心はフィールドへ。
スタジアムの熱気に心も熱くなる。
ふたりのためのプチAMラジオ。

ああっ、キーボード打っていて今すごく恥ずかしくなった。'80sテイストあふれるこのコピー。ふたりのためのプチAMラジオ。うーん、もうこれだけで「やったね」と思ってしまいます。くだらなすぎます。モノはどうもやはりワンチップIC使った(でもたぶんストレート)やつらしいです。ワタシの環境では結局バンド幅いっぱいにNHKばかり聞こえて、この100円ラジオ程度の代物でありました。

しかしこれ、84円で買ったのです。いくらリサイクルショップとはいえ84円でラジオ買うかと思うとえらく感慨深い。どこかから流れたデッドストックのようでしたが、元々はいくらくらいの値が付いていたのでしょうねえ。

ということで、最近手に入れたラジオのご紹介でした。このなかでいちばん気に入っているのは実用性では380円の「世界牌」。ネタとくだらなさでは84円の「ふたりのためのプチAMラジオ」であります。安い。安すぎる。

「このプチAMラジオでふたりで野球中継聞いて燃えようぜ」って妻に言ってみましょうかね(荷物まとめて実家に帰ってしまうに違いない)。

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