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2005年4月30日

100円ラジオ

ダイソーの100円ラジオは有名で、ワタシもひとつ買って持っているのですが、本日はもうひとつの100円ラジオを入手しました。こんなやつです。

100円ラジオ外観

「生活良品」という100均ショップで税込み105円(それはあたりまえだろう)。メイドインチャイナですが、パッケージの裏をみると企画・発売元の丸七株式会社というのは新潟の燕の会社でした。ああまたこんなところで燕と出会った。以前のiPodやPalm Vに比べるとずいぶん安いですがねぇ。でもこの会社、創業1864年、幕末ですよ。最初はキセル製造から始まったとか。さすが地場産業は奥が深い。

電池を入れて聞いてみますと、感度は悪くないのでしょうが選択度がとんでもなく悪いです。ま、いつも言っているように我が家はNHK新潟の送信所が自宅から2kmという、とんでもない環境なのですけれど、それにしても下の方は837kHzのNHK第一、上の方は1593kHzのNHK第二がバンド幅いっぱいに広がるというのはどうでしょうか。間にある1116kHzの新潟放送でさえ、バーアンテナをNHK送信所の方向と平行にしないと聞こえないという始末であります。同じ100円ラジオでもダイソーのはさすがにスーパーだけあってこんなことはなかったですねぇ。ま、もともと期待はしていなかったのですけれどね。

さて、これだけではナニなのでバラしてみます。ビスを二本はずすと簡単にケースが開きます。

基板上部

部品は少なくスカスカ。裏もみてみましょうか。

基板下部

回路図もすぐ書けそうですね。でもちょっとWEB上で調べたらすでに回路図書いている方が居たのでやめました。興味のある方は検索してみてください。

バーアンテナからのリード線が細くて切れそうで怖いです。ていうかこれコイルの線そのままじゃないか。基板に記号がプリントされているコンデンサーがなかったり、抵抗がジャンパ線になっていたり、なかなか大雑把な作りとなっています。

しかし感心するのがダイヤル機構でして、選局ダイアルを回すと普通に赤い指針が上下するわけですが、これはなんと上の写真でダイヤルに直接付いている赤いゴムみたいなベロで実現しているのです。いやびっくり。

で、一見トランジスタ3石のようですが、型番をみてみると上写真で左よりのふたつの石はS9014というトランジスタ。右のはTA7642というICでありました。このIC、いろいろ調べたら中国のそこそこポピュラーなラジオ用ICらしい。CD7642CSってのも同等品らしく、こちらのほうはデータシートがありました(場所はこちらですが、pdfでそのうえ中国語簡体字フォントをAcrobatReaderが要求してきますので注意)。これによればバッファと高周波増幅、そして検波までをやるみたいですね。いずれにせよストレートなわけで、ダイソーのスーパーに選択度で劣るのもさもありなん

ということで、ワタシの環境ではまるで実用的ではないのですが、送信所から2kmなんて環境は決して普通ではないので、ホントは実用的なのかも知れませんね。ま、ここまで開腹したりICの型番調べたりで楽しめたので良しとしましょうか。

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