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2005年4月19日

いろいろな言語を聞く

こういう情勢のときに短波を聞いていると、イヤでもいろいろ考え込んでしまうのだけれど、なんでも楽しもうというのが当サイトの基本的なスタンスなので、気を取り直していきましょう。

日本で短波を聞いていると、強力に聞こえてくるのは圧倒的に中国語。そして韓国語/朝鮮語。もちろん日本語放送も日本向けであるだけに強力ですし、ロシア語・英語も。しかしその中をぬって、聞き慣れない言語を聞くことが出来るのは、なかなか楽しいモノです。

先日書いたウクライナ語やベラルーシ語もそうなのですが、本日(もう日付が変わったので昨日ですね)はたまたまですが色々な言語を聞きました。

まず19:10(以下時刻はすべてJST=日本標準時)頃から聞こえてきたのはイタリア語。11920kHzのRAI International(イタリア国営放送の国際放送)。なかなか強力でSINPO=44433くらい。ただしこれはアジア向けのシンガポール中継なので、当然といえるでしょう。話の中で「コンクラーベ」という単語が聞き取れましたよ。

このイタリア語はTV/ラジオ講座もあって普段耳に出来ないわけでもないのですが、次に聞いたのはまったく初めての言語。19:30からの11740kHz。ISでRadio Japan(NHKの国際放送)だということはわかったのですが、アジア系だろうとは思いつつも何語だかまったく想像もつきません。SINPO=45444で明瞭ですが、コイズミ、なんていう単語が聞き取れるだけ。声調があるようだけれど中国語ではない(もっとも普通話・北京語以外の方言は聞いてもわからないのですが)。東南アジア系?と思い調べてみたら、これはビルマ語(ミャンマー語)放送なのでした。初めて聞きましたねえ、ビルマ語。

ちなみにこの周波数では20:30からのRadio Japanタイ語放送も聞きました。タイ語は何度か耳にしたこともあり、ああそうこんなかんじだねぇ、と思いましたです。

20:35からは12020kHz、Voice of Vietnamの広東語放送。SINPO=44444。ここは前後の時間帯に日本語放送もあり、ここのアナウンサーの日本語はなかなかになまっていて味があるのですが、この広東語もなまっているのかもしれませんね。

さて、今回最大の収穫(?)は20:42頃から聞いたRadio Free Asiaのチベット語。13625kHzです。チベット語ってのも初めてで、へぇーこんな感じなんだ、と感動しました。このRFA、アメリカが「自由と民主主義」の政治的宣伝のためにおこなっている放送で、いきおい政治には政治で対抗ということで、ターゲットにされた国ではジャミング(妨害電波)をかぶせたりしてくるのです。こいつにもジャミングがわり(苦笑)の中央人民広播電台がかぶっていたのですが、RFAの方が圧倒的に強く、SINPO=54544といったところ。テニアンから送信されているので、いわばターゲットのチベットと、それを妨害しようとする中国よりも日本は手前にあるから、ということかもしれませんね。といっても同時にこのチベット語プログラムが出ているはずの7470kHzは、有名な音楽ジャミングで見事に潰されていたのですが。

あと今回不思議だったのが19:35頃から断続的に聞いていた11750kHzです。これもアジア系のようです。ワタシが聞いてわかる韓国語や普通話でないことだけは確実ですが、見当がつきません。そのうえWRTHやPWR、それに先日ここで紹介した青木OMのリストで調べても、それらしいモノが見あたらないのです。どうやらピロピロいうタイプのジャミングがかぶせられているようですが、SINPO=43433くらいでまずまず聞こえます。うーんどこの局なんでしょう。次第にNが大きくなり聞こえづらくなったと思ったら、どうやら20:30に停波したようです。

と、こんな感じで、いろいろ聞いていたわけです。国際放送は上で書いたジャミングに象徴されるように、政治が往々にして絡んでくるので、うーんと考えてしまう時もあるのですが、ワタシの場合なによりも単純に色々な地域の電波を聞けることが楽しいのです。内容がわからなくても、例えばへえーチベット語ってのはこんな感じなんだ、というのが楽しいんですよね。意味もわからないのに変なやつだ、と思われますかねえ。

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コメント

では次回私のタイ語を披露しましょう。

さるぞうさん、どうもです。おおっタイと言えばさるぞうさんでしたね。いまや衛星放送も普及し海外在住者にとっても短波放送の位置づけがかわっていると思うのですがいかがでしょう。

チベット語を勉強したばかりの者です。成るべく多くの機会にチベット語に接したいのですが、勿論テープなどはあるにしても、生の言葉には難しいです。東京ならと思ってしまう、私は京都です。講座などへの余裕も無い。
それでお教え下さい。
何かとんでも無い設備をしなくても、京都でも普通に聞ける短波ラジオのお値段はいくら位でしょうか?
また大手電機店などで売っているものですか?
全く知識の無い者です。
お時間をとり誠に申し訳ありませんが、
宜しくお願い致します。

あずみさんはじめまして。チベット語を学ばれているとのこと、すばらしいですね。私はまったくチベット語はわからず、ただ「あーこういうのなのか」と思って聴いてみているだけです。
さて、残念ながら現在短波放送の聴取はまったくの趣味の世界で、語学習得などの実用に供するだけの環境が整っていないのが実情です。
大型家電店やホームセンターなどで3000円程度で短波ラジオは買えますが、このタイプのラジオで、何か目的の放送局にチューニングするというのは、日本国内のラジオ日経やいくつかの日本向け日本語放送などを除いて、ほぼ至難の業であると思って良いでしょう。
周波数をデジタルで直読できるタイプのものは、比較的選局がしやすくなりますが、国産の専用の受信機は数万円しますし、中国製の格安のラジオもありますが、入手ルートは限られています(普通に店頭販売されているものではない)。

ただ、いくつかの放送局ではインターネットを通じて放送を配信していますので、現状ではそちらをお聞きになるのがもっとも良いのではないかと思います。
例えば中国国際放送のラサ局のサイトは下記
http://tibetan.chinabroadcast.cn/lhasa.htm
私の記事で触れたRadio Free Asiaのサイトは下記
http://www.rfa.org/english/
いずれもチベット語の番組が聴けるようです。
チベットに興味がおありならばご承知と思いますが、上記の2局は中国のチベット支配に対して肯定的(というかそのもの)と批判的な、政治的には正反対の立場の局ですので、聞き比べるのも面白いかも知れません。

これらのことを承知の上で、上記の3000円程度のラジオをお買いになり、くるくるとダイアルを回してみて、ひょっとたらチベット語もどこかで聞こえるかも、と耳をすましてみるのは、それはそれで別の楽しみかも知れません。
私のサイトの「ラジオ」カテゴリーで、そうした格安ラジオについても触れた記事がいくつかありますので、気が向いたら参照なさってみてください。

遅くなりました。
ありがとうございます。
検討させて頂きます。
        あずみ 

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