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2005年2月22日

はじまりはCLIEだった

CLIE終了の衝撃は日本中を駆け抜けています。いや、世界を駆け抜けていると言うべきですね。こちらのサイトとか。この記事に付けられた「Everyone...the party...is officially, OVER. Last one out the door please turn off the lights.........」というコメントには、涙が出ましたよ。

先のことはわかりませんし、現状でもこれからも、英語版のTungstenやZireを、あるいはtreoを日本語化して使っていくことは出来ます。しかし、右脳さんつばめさんはじめ多くの方が語っているとおり、日本語版のPalm OS機が無くなってしまうということは、今後の新規ユーザの獲得が全くと言っていいほどの困難に直面するということです。

PDAというカテゴリ自体もう終わっているのだ、という論調も盛んですが、どうしてもワタシ個人としては、そうは思えないのです。PDAが人々の生活を、ほんのちょっとかもしれないけれど確実に幸せにしてくれる可能性というものは、まだまだ健在であると。なんというのですか単にPDAビジネスが失敗に終わっただけで、PDAというコンセプト自体は死んでいないと。とは言ってももちろん、何でも開発から販売までには膨大な費用がかかるわけで、ビジネスとして失敗したのならそれは終わりだというのはわかってはいるのですが。甘い夢だというのはわかっているのですが。

それだけに、これからほんの少しでも良いからもシェアを広げていける、あるいは維持していけるような環境が全くたたれてしまうと言うことは、耐え難い閉塞感でありますね。

ワタシは2001年末にはじめてN600Cを買って(厳密にいえば自分で買ったのではないですが…その意味はあとでわかります)Palmユーザになりました。そう、最初はCLIEでした。はじめてN600Cを買ったとき、売り場にはm505やVisorなんかもたしか並んでいました。みな日本語版です。こういう状況でなければ、ワタシはPalmユーザにはならなかったでしょう。その後最近TH55を手に入れるまで、一方では英語版も使いながら、常にCLIEも一台手元に置いておきたい、と考えていたのでした。

PalMacさんのところで、S500Cを手に入れた頃のサイトのスクリーンショットが公開されていました。それをみて、そう言えばと思ってHDを捜してみたところ、かつてのサイトで書いた文章をワタシも発掘しました(すでにネット上では消滅しています)。以下、大変にお恥ずかしいものなのですが、温故知新、ここにあたって初心を振り返るという意味もこめて、以下に引用してみたいと思います。

のろけ話のようで恐縮だが、うちの夫婦はいまだにクリスマスや誕生日にプレゼントを交換するといううるわしい習慣を続けている。2001年のクリスマス、何を買ってあげようかと訊く妻に、PDAが欲しいんだが…と言ったワタシ。ワタシは学生時代からいわゆるシステム手帳を使い続けているが、どうもずぼらで上手く使いこなせていない。予定をちゃんと書き込んでいないで失敗したことも多く、ちょっと何かにメモした他人の電話番号も、手帳に書き写さないでいるうちになくしてしまったり…。定番のOutlookはじめいくつかのPIMソフトを試してみたが、こーゆーのは持ち歩いてナンボのものでしょう、とデスクトップ派のワタシは思うわけで。Ozprintという、リフィル印刷のフリーウェアも使ってみたが、どうも印刷が面倒だし、結局紙の手帳に書き込むデータも増えるわけでこいつを再入力なんてのは厄介な手間だ。

結局PDAでしょう、それならスケジュール管理もバッチリだ、などと、そもそも自分のずぼらさが元凶であるのを棚に上げて、実のところ密かな物欲がむらむらと。そして妻と行ったあるショップで、これまたほとんど衝動買い的に、これがいいなこれがいいのだ、と手に取ったのがSONYのCLIE、PEG-N600Cだった(ホントはCLIEのEにはアクセントがつくのだけど、めんどくさいからそのまま)。新機種が出て値が落ちていたとはいえ、妻に買ってもらうにはちょっと…な値段であったが、すんなりOKが。ありがとう。ちなみにこの日ワタシは妻には指輪を買ってあげた。

で結局PalmOS搭載のこいつにして自分では正解だったと思っている。ザウルスやPocket PCがいかんというのではないけれど、この操作感がまずいい。いろんなPalmウェアがネット上にゴロゴロしているのがまた楽しい。そしてなにより、ネット上などで展開している、ちょっとヲタクであたたかいPalmコミュニティーがなんといっても一番の魅力だ。新参者のワタシは今、これまで知らなかったその魅力的な世界の入り口をのぞき込んでわくわくしているところだ。

もちろん自分にとっての懸案だったスケジュール管理も、今のところもの珍しさもあって完璧だ。飽きてきたときが怖いと言えるが…。もちろんPCとの連携も快適。このPEG-N600Cは、マルチメディア的機能が売りのCLIEの中では、そいつらを切り落としたクールな奴で、それがまたかえっていい。なんかいろいろVAIOとの連携に最適化されてる部分があったりするが、見なかったことにしておこう

ともあれ最近これにはまってるワタシだ。スケジュール以外では、切り取ったWEBの記事や、青空文庫の文学作品なぞを寝床で読むのに重宝している。寝ることが三度の飯より好きな(?)ワタシにとってこれは夢だった(紙の本でいいだろうという気もするが…)。それが叶った今、CLIEは毎晩ワタシの枕元にある。はじまったばかりのこいつとのつきあいが、どうなっていくか、2002年のお楽しみといったところだろう。

これがはじまりだったんですねぇ。こういうはじまりかたで入ってくる人たちが今後いなくなるというのは、なんとも寂しい限りなのです。

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