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2004年10月25日

二日目の夜

二日目の夜。報道でご存知と思いますが、余震が続いているため(これを書いているあいだにも大きな余震がありました)、多くの方が自宅を離れて避難所などでこの夜を迎えています。食料や毛布・仮設トイレの不足が報じられており、被災地では本当に大変なことと思います。

日曜の日中は、私は新潟市内で、いろいろと前から予定していた用を足していました。秋晴れの空を頻繁にヘリが飛んでいました。コンビニでは弁当類が極端に少なく、たしかセブンイレブンをはじめ多くのコンビニの弁当類を扱っている工場が長岡だったと思ったので、その影響なのか、または優先的に被災地に回しているのかな、とも思いました。

交通の影響も長引きそうです。新幹線の復旧には2週間はかかるのでは、と報道されています。関越道・北陸道の通行止めは、災害復旧優先とするための部分もあるそうで、陥没したところも含め、これも長くかかるでしょう。来週末には私も東京に向かう必要があるのですが、郡山経由になりそうだと思っています。

この間、全国の多くの方から、ご心配やはげましのことばをコメントやそれぞれのサイトをつうじて頂きました。いちいちお名前をあげられませんが、本当に心から感謝申し上げます。

さて、ここでちょっと気になっていることがあります。誤解されそうでもあるのですが、思い切って書きます。

確かに大災害で大事件なので、多くの関心がそちらに向いています。しかしたとえば、西日本各地などではまだ台風23号の被害からの復興が進んでいないのではないかと思うのですが、それも吹っ飛んでしまいました。多くの地域では(実は新潟市などもかなりそうなのですが)、何ら普段と変わらず日々の暮らしが続けられているのですよね。

新装なったPalm Trotterで、ぱむとろさんがなかなか示唆に富むコラムを書いています。

阪神大震災からもうすぐ10年が経ちますが、あの地震が発生したその当日に、被災した地域から10キロも離れていない大阪梅田では、勤め帰りのサラリーマンがカラオケに興じていたのです。

また地震から数週間後、リュックサックを背負った被災地に住む人たちが、大阪梅田のデパートに来られているのをよく見かけました。地元で手に入りにくい食品や日用品のために、買い出しを余儀なくされていたのです。

リュックに生活用品を詰め込んで、やっと部分開通した電車に乗って帰って行かれる人と、ブティックの大きな袋を下げた勤め帰りのOLが、同じ駅の中ですれ違うのです。そのコントラストはあまりにも鮮烈です。

これはちょっと見ると非難されるべき光景のようですが、ワタシは必ずしもそう思わないのです。いや、むしろなにもかも自粛してしまうのはおかしい。仮に自分が被災者であったら、そうまでされたらかえって恐縮してしまうのではないか。

楽しいバカ話を、こんな時だからこそ望むと言うこともあるでしょう。どうかいつもの楽しい話を。そして心の片隅で被災地に思いをはせて頂けたら。そんなふうに思っています。

なんかうまく言えませんが…。

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コメント

私も基本的に、とらじろうさんの意見に賛成です。とにかく1日も早い復興をお祈りしております。

23日も24日もバンド演奏、本日25日はエンタメサイトの仕事をしていた私です。当然、仲間うちでは「こんなことしている場合ではないのではないだろうか」みたいな話も出ましたが、それはそれで以前から練習や打ち合わせを重ねてきたものだったので(しかも病人が出るなどのトラブルを乗り越えたりとか)、とらじろうさんの言葉に救われる思いです。

自分もまったくとらじろうさんの意見に同感でおもわずコメントしてしまいました。こういう時報道する側は必ず「ツライ、クルシイ」方に目を向けますが、みんなが「ツラク、カナシイ」状態になる必要はないのです。むしろ、自分のスタイルを崩さないのが自然かもしれません。それから明るく、前向きになることが大事だと思います。

ただ、災害に遭われた方が1日もはやく笑って暮らせるようになることをお祈りいたします。

みなさま、ありがとうございます。簡単なまとめレスですみません。
被災地の方のたくましい力で、前向きな明日が切り開かれることを信じて、祈りたいと思います。

遅ればせながらコメントです。
被災地から遠く離れていても、日々の報道をみると心が痛むものが
ありますが、被災した方には一日も早く笑顔を取り戻して欲しいと
願っています。
確かに受けた被害はすごいものだけど、どんな状況でも明るい
気持ちでいたほうが人間は救われる。
かわいそうにと慰めるのもいいんですが、個人的には「助けて
くれる人もたくさんいる。なんとかなるよ、大丈夫。元気出せ!」と
励ましたい。
そういう意味でも、とらじろうさんのおっしゃるように、周囲の
人間は普段通りでいいのかなと。

情報もほとんど得られず心細い思いをしている方々が、一日も早く
明るい気持ちを持てる状況になればいいなと思ってます。

ワンワンさん、ありがとうございます。

「何もしないこと」への免罪符と受け止められるといやだなぁ、と思っていました。
でもコメントくださる方は、そこはよくわかったうえで、前向きに受け止めてくださり、ありがたい限りです。

私は被災地の声の代弁者じゃありません。
立場は県外の方と同じです。
そうした者の意見として聴いて頂ければ、と思っています。
現実に被災した方々は、もしかしたら別の感じ方をするのかも知れません。

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