My Palmのなかみ3:システム・機能拡張編
うへぇ、Mobile Daily Newsさんでも拾っていただいたりして、ひくにひけなくなっている連載企画第3回です。
・メモリ管理
本体・外部メモリ上のファイルを管理できるアプリ。非常に高機能で色々なことが出来ます。以前の記事でふれたCreator ID書き換えなどという力業もこのfilezでやりました。バックアップビットをたてまくって、母艦にフルバックアップなんてのも可能。でもどれを元に戻したらいいのかわからなくなって、HotSyncに異常に時間がかかる羽目になったなんてこともあったなぁ…。
外部メモリにアプリを移動できる定番パームウェア。もはやRAM16MのTungsten Tではこれなしにやっていけません。贅沢な時代になったものです。
・パッチ/画面表示
標準のままでは日本語のtiny/smallフォントが文字化けしたりする不具合を修正し、ハイレゾ画面の恩恵を100パーセント享受させてくれるすばらしいパッチ。ただしアプリの側で対応していることが必要です。
上記tsPatch非対応のアプリでもtiny/smallフォントが使用可能になる、ちっこい文字好きには涙がでるようなパッチ。もはやこれも手放せません。以前の記事でもこことここでふれています。前者の記述を後者で訂正してますので、見る方は両方見てくださいね。
これはNX73Vのほうだけですが、CLIE特有の紛らわしい「ン」と「ソ」の書体を修正する定番パッチ。しかしいつまでたってもCLIEは非実用的なこのフォントですねぇ。なにかライセンスとか厄介な事情があるのでしょうか。ちなみに、細いのはこれでもいいかなと思っているので、細字FIXは使っていません。
Mini's Patch
これもNX限定。NX73/80のCFスロットの制限を解除して、Audio Playerなどオーディオ・ビジュアル系の6つのアプリでCFカードが使えるようになる、実にありがたいパッチ。比較的安価なCFカードにバシバシMP3ファイルなんぞをいれられるようになります。感謝感激。かつてその導入についてこの記事でふれました。
そういえばミニーさんは最近移動式ホットスポットなんかも作ってましたよね。
・メニュー
ハードボタンや5Way Naviボタンにアプリの起動などを割り当てるアプリ。ボタンを押す時間によってひとつのボタンに3つまでのアクションが割り当てられます。T|Tは筐体を伸ばさないとシルクエリアが出てこないけれど、これに登録したよく使うアプリはホームに戻らなくても縮めたままボタンで呼び出せるのでじつに便利。あまりたくさん登録するとどのボタンに割り当てたのか忘れてしまうのが玉に瑕ですが…。
なお上の画面にあるように日本語化しています。ローカライザーは邪悪なCLIEさんとこからありがたくいただいています。感謝。
・入力支援
画面に直接Graffitiが書けるようになるアプリ。伸び縮み式のT|Tにはメリットが大きいといえましょう。うえのQLaunchとあわせて使うと、ほとんどシルクエリアを引き出さないで使えるようになります。
・DAランチャー
シングルタスクのPalmOSをあたかもマルチタスクであるかのように使う、日本発のDAという小粋な仕組み。コマンドストロークで一発起動。いいですねぇ。ただDAアプリはあまり使っていなくて、よく使うのはHRCaptとDATrainTimeくらいです。あと前回ふれたPOBox for PalmOS5に同梱されていてPOBoxの使用/不使用を切り替えるPBtoggleDAは、上記QLaunchでボイスメモボタンに割り当ててあります。これらDAアプリはそれぞれのカテゴリの所で紹介します。
・シルクエリア
NX73Vで使用しています。ワイドハイレゾCLIEの仮想シルクエリアの挙動をコントロールするアプリ。リセット時やテキスト入力時に、あらかじめ設定したシルクエリアがあらわれます。詳しくは最近この記事でふれました。
ということで、今回はこの辺で。次回は通信・データベース・生活・Windows連携編を一気に(できたら)。