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2004年3月 5日

「質問の仕方」によせて

昨日当サイトが20000ヒットを越えたようです。本当にありがとうございます。とりたてて何も企画を用意していなくて申しわけありません。それどころかここのところ記事が鬱気味で申し訳ないです。

さて、昨日も触れましたみちえるさんの「質問の仕方」を読んで思ったことなどを。

内容は的確ですばらしいと思いました。ただ昨日も表明したように、「何これ、こんなに面倒なの?」と違和感を覚えて引いてしまう人がいるのではないか、とちょっと心配したのは事実です。特にこうしたことを一番知って欲しい、いわゆる初心者の人たちが。

正しい答えはおそらく、「そうですこんなに面倒なのです」でしょう。それをわかって貰えるにはどうしたらいいか。私個人の性癖かも知れませんが、どうしても「そもそもの所」をきちんと明記した方が良いのではないか、と思ってしまいます。それは例えばこんな感じの趣旨でです。

1.掲示板は一対一の会話の場ではありません

ネット初心者ならなおさら、ヘビーユーザーでもややもすると時折忘れてしまうのがこのことです。モニターにひとりで向かっていると忘れてしまいがちですが、掲示板の質問は自分と回答者だけの一対一のやりとりではないのです。例えば大勢のROMがいますし、同様の問題を抱えた人が検索して解決にたどり着くための場でもある、それがネット上の質問系掲示板というものです。

だから「質問の内容がわかるように題名をつける」必要があるのですし、「検索にヒットしやすいように記述に気をつける」必要があるのです。

これは質問者だけでなく回答者も同様です。質問者個人に向けてだけでなく、その回答が将来のユーザーも含めた大勢の同様の問題を抱えた人に向けたものであることを意識するならば、つまらない揚げ足取りなど不必要であることがわかるはずです。

2.掲示板は全人格を投入するところではありません

それぞれの掲示板にはそれぞれの目的があります。質問の仕方がなっていない質問者に対して、「こいつは職場でも困ったちゃんなんだろうな」と思うのは自由ですが、掲示板はそれを表明する場ではありません。質問の仕方が質問者本人と大勢の参加者にとって、当該問題の解決にうまく結びつかないものであれば、その点を指摘し導けばいいだけの話です。

質問をしてその解決にいたる前に質問の仕方が良くない等と指摘されても、あなたの全人格が否定されたなどと考える必要はありません。あるいはある問題についてあなたがちょっと思い違いをしていて、それを指摘されたとしても、何もあなたが人生のすべてにおいてダメ人間だと烙印を押されたわけではありません。

ちょっとした指摘が中傷だなどと騒ぎ立てられ収拾がつかなくなる事例の背景には、双方にこうした点での思い違いがあることが多いような気がします。

3.掲示板に常識は存在しません

ちょっと逆説的な物言いですが、その意図は以下のようなことです。

「非常識な人ですね」「そんなこと考えるのはあなたくらいのものですよ」…こんな悲しいフレームをどれだけ見てきたでしょう。「常識」とは便利な言葉ですが、ある一定の社会集団においてそのメンバーが概ね認めている事柄が「常識」なのであって、普遍的な常識などというものはありえません。つまり「○○の常識」はあり得ますが、この「○○の」の部分を外したただの「常識」などあり得ません。

多くの質問掲示板は設定されたテーマとルールに基づいて、明確な目的のために運用されています。そのテーマやルール、目的に照らして参加者が認めうるものがその掲示板の「常識」なのです。ここにありもしない普遍的な「常識」を持ち込むことはもちろん、例えば「資本主義社会の常識」などというものを持ち込むことすら(「資本主義社会を考える掲示板」なら別ですが)ちょっと考える必要があるのではないでしょうか。

以上だらだらと書きました。自分でもうまく練れていなくてわかりにくいなぁと思いますが、まずは心覚えという感じで。そして個人的に思うことという側面が強いので、みちえるさんのとこへのコメントやメールという形にはせず、自サイトで公開しました。もちろんみちえるさんが「質問の仕方」を練り上げる上でもし何かのヒントになるのであれば、とりいれていただくのは大歓迎です。

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