SD無線LANカードをめぐる混迷
今日の昼過ぎ頃、当サイトが1000ヒットを越えたようで、ありがたい限りです。相変わらずカッパピア効果が続いてますが。
それはさておき、先日「早く来い来い無線LAN」で、PalmInfocenterの記事を引用しました。で、その時は触れなかったのですが、この記事に対するコメント欄、なかなか興味深いですね。
「SanDiskはもはやPalmユーザの信用を失った」
「いや、SanDiskに罪はないでしょ。PalmOneが圧力をかけてるんだと思うな。T|Cが十分売れるまで、そして次のWi-FiとBluetooth搭載機が出るまで出させないんじゃないの。」
「それはないよ。分社後にそんなことしたら大問題でしょ。」
「もうあきらめたよ。OS5対応を待ってる間にOS6が出ちまう。」
「結局PocketPC市場の方が大切なのさ」
「もうPalmからPocketPCに移れというのか」
「圧力をかけてるのはMicrosoft」
「SonyのUXもあるんだからできないことないでしょうに」
こんな感じで陰謀論含めてみな好きなことを言ってますな。とにかくイライラしていることがよくわかります。で、興味深かったのはこんな投稿、大幅な意訳ですが…
先週COMDEXでPalmのスタッフとこの話を話した。実は知的財産権を所有している第3の会社があり、その許可がとても困難だ、とのことだった。この会社の名前は覚えていない(訳注:敢えて書かないのかもね)。SanDiskはこの点を楽観視していたので、結局非難を被ることになってしまった。他社は慎重になっている。
ふうむなるほどねぇ。これがやはりnon-technical reasonsというわけですかねえ。
関係するかどうかわからないですが、例えば「シイガイズ、SDIO対応のIEEE 802.11b無線LANカードなど展示」という10月段階でのBroadBand Watchの記事には次のような記述があります。
製品の対応OSは、Windows CE.netやPocket PC 2002/2003に対応済みのほか、Palm OS 4.0/5.0、Windows XP、Linuxへも順次対応するという。本体セキュリティ機能としては64/128bitのWEPをサポート。また、WPAの対応やWi-Fi認証も予定しているという
ところが現在、そのシイガイズ社の製品SD-Link11bの紹介ページを見ると…
SD-Link11bは現在プラットホームとしてWindows-CEとPockePc2002に対応しておりますが、今後のロードマップとしてWindows-XPに順次対応する予定です。それ以外にμITron、Vx-Works、等の組み込み型RTOSへの対応を今後計画して参ります。
順次という言葉が残ってしまっていることからも、ここにPalmOSが入っていたのを削除したような気配が漂います。
ううむなかなか不透明ですね。どうなるのでしょうか本当に。